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エッセイ

長崎県知事殿

前略、
「日本国民の常識、長崎県の非常識」今回のタイトル、私自身、長崎県民であることから、恥ずかしい。
しかし、その理由(わけ)は、前回の警視庁の春日野親方への匿名のFAXに対しての対応に加えて、さらに、何時も私のブログを読んでおられる東京の知人から、メールをいただいたからである。以下が、彼のメールの内容だ。

【メールの犯人があれでは分かってしまいます。もう関係者は知っていますね。しかし、そこまでやるかと考えさせられます。メールの差出人もですが、公務員も教員も個々には能力があり、立派な考えを持っているのに集団や組織になるとどうしてこんな無茶なことになるんですか。貴君に対する回答を見ても完全に上から見下した回答ですよ。せめて同じ高さで話して欲しいものです。しかし匿名であれば逆に相手にしない。いくら苦情の電話でも自分の名前を名乗らない人には回答しない。それは常識だと私は父親や会社の新人教育で教わりました。警察の被害届も裁判の訴訟でも、国民生活センターに対する相談出版においても、国立国会図書館でさえ名前の無い書籍は『書籍に責任が持てない人の本は受け入れません』と。地域の公立図書館に聞いたところ『書いていることに責任を持てない人』と判断しているので保管しない、と言っていました。説得力があります。
知事さんには、説得力のある回答=真実を語り、まずごめんなさい、と言って欲しいですよね。『ごめんなさい』と知事が言っても県民の知事に対する評価は変わることはありません。普通のことだからです。匿名を使う人は立場が弱いと考えているのでしょうか。本当に自分をかけて戦う人は匿名をどの様な立場だろうと使いません。自分に甘えがある人や愉快犯だと分かりませんが。県もアクションを起こす前に、まず何故このようなメールが来たんだろう、と冷静に色々なケース考えなければいけませんね。考えるのが面倒くさいのですかね。どの様に動けばどうなるか、その時はどうしようかなどと、普通の人は色々なケースを想定しながら仕事しますけどね。今回の事件は、頭を使いすぎたか、全く使わなかったかどっちかですが、頭を使いすぎて穴があり過ぎたようです。貴君に指摘されあたふたして、きっと、疲れてへとへとに違いありません。】

このメールを読んで、私は彼がごく当たり前の感想を述べられていると思った。 よって、今回のタイトルは恥ずかしながら、「日本国民の常識、長崎県の非常識」とさせていただいた。知事は如何思われますか?
草々
                       
平成23年11月4日
西脇病院 理事長
西脇 健三郎