マスコミを受け入れるということ(5)
【 書籍・雑誌 】
2009/03/10(火)
日本精神科病院協会雑誌別刷(2008 Vol.27 No.4)
新聞の時間
地元医師会の広報委員をやっていた30代後半のころ、お役目柄、しばしば地元新聞の医療コーナーに精神科疾患のことや治療内容について、一般の方にわかりやすく投稿していた。
だが、全国紙、地元紙を問わず、複数の新聞記者がしばしば当院を訪れるようになったのは、8年前に病院を新改築し、その直後に発生した大阪教育大付属池田小学校での児童殺傷事件を契機にしてのことである。もちろん、取材は他のマスコミと同様にすべてを見てもらい記事にしてもらった。連載記事もいくつか企画され、掲載された。そういった関係の中で、親しくなる記者もでき、精神科領域の他の記事を書いた場合に、アドバイスを求められることも増えてきた。できるだけ協力してあげるようにしている。
そのお返しかどうかわからないが、他のメディアで取り上げられた当院のエピソード等を記事にして紹介してくれるのも新聞である。たとえば、
"ラジオ番組が精神科病院にやってきた―地域へ扉開く試み―(2000年3月26日:長崎新聞)"
"ここだけの話―漫画のモデル病院―(2005年1月27日:長崎新聞)"(下の写真)等。
そして、ついに今年になって開設50周年を節目にと昨年自費出版した本を、ほぼ半面近くの紙面を割いて
"開かれた精神医療目指して―「精神科病院の真実」刊行―(2008年1月14日:長崎新聞)"
と紹介してくれた。当然、患者諸氏はその記事で私が出版した本の存在を知ることとなり、多くの方が購入していただいた。そして、ときに診察室がサイン会場となり、一瞬印税生活を夢見る私がそこにいた。





